東京都練馬区を中心に活動を続ける 社会人劇団 ThreeQuarter (スリークウォーター) のオフィシャルサイトです。
ThreeQuarter
   
ThreeQuarter 第14回本公演
「そこのそこ」


作・演出:清水みき枝

2015年11月21日(土)〜23日(月・祝)
劇場:中野 ウエストエンドスタジオ
 
人が集えば何かが起きる。想いがあれば形になる。そうして歩んできた十年がここにある。
スリークウォーター創立十周年を記念し、総力を挙げてお送りする今回の作品は、年に二度発行している「すりくぉだより」の人気コラム『百物語をさせてくだサイナ。』とのコラボレーションが実現!
不思議な現象を説明する手段が妖怪ならば、説明できない心を具現化するのが役者である…と集まった19人の役者達。十年の想いを乗せて、再びウエストエンドに登場!
ちょっとおかしなお化け屋敷での物語―。私達と一緒にのぞいてみませんか?
 
 
◆ あらすじ ◆ ◆十周年企画「すりくぉだより」紹介◆
 

京都千本通りにある「あぐりの館」。

お化けのいないお化け屋敷として有名なこの館には、

のぞいてはいけない井戸があった。


管理人の御子柴(みこしば)からある四人に手紙が届く。

そこにはたった一言こう書かれていた。



―あぐりをよろしく―



御子柴の大学の同期であり絵描きの亀ノ井鴨。

その妻であり、御子柴とも馴染みの亀ノ井その子。

御子柴の大学の後輩であり雑誌社の記者である加藤米多。

そして御子柴の親友であるが人間ではない妖怪雲外鏡…



四人の周りで起こる数々の不思議な現象。

神の御業(みわざ)か、妖怪の仕業(しわざ)か…



このお話は、手紙をきっかけに、

久しぶりに訪れたあぐりの館での、

忘れられない十日間の物語―。

今回の脚本には、創立十周年を記念して、 過去の劇団の新聞「すりくぉだより」に登場した妖怪達が登場します。
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新聞に登場する妖怪の絵は、劇団員たちが、その妖怪の名前を元に、想像で描いたもの。
集めてみたらこんなにたくさんありました!※以下の画像は本編とは全く関係ありません。
さて今回の作品で、この中から、どの妖怪が登場するか乞うご期待!

 
◆ 出演 ◆
 
布袋田雅代 吉田一番 藩地真世 斉名高志 瀬戸口桂一
         
権兵衛 あすか 森田ゆき子 羽生亜矢子 岡島世里奈
         
鈴木亜紗美 田村紗雪 仙波祐資 竹原康仁 甲斐千尋
         
 
中村貴之 組長圭祐 正木拓也(研修生)  
 

◆ 料金 ◆

前売:2,500円 当日:3,000円


◆ スタッフ ◆

演出助手:有園邦弘(ThreeQuarter)
舞台監督:丸山賢一
舞台美術:吉野章弘
妖怪画:権兵衛(ThreeQuarter)
照明:仲光和樹(E-FLAT)
音響:竹田雄(ThreeQuarter)
企画・製作:ThreeQuarter

 

◆ 挨拶文 ◆ ※当日パンフレットより

本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。
2005年に劇団を立ち上げ十年が経ちました。ここに十周年記念公演が打てる事を、皆様に感謝いたします。

今回は温めてきた妖怪のお話をお届けします。
脚本は、年に2度発行している「すりくぉだより」とのコラボレーションという事で、
妖怪の紹介コラムを担当している斉名高志と妖怪談義を繰り広げ、書き進めるうちに、
四コマ漫画を担当している権兵衛が、妖怪画を劇団員に似せて描いてきたり、
その画に田村紗雪が、背景を描き加え綺麗な掛け軸にしてみたりと、美術の面からも作品を盛り上げています。
どうぞ、舞台に飾られた妖怪の掛け軸も、お楽しみいただけたらと思います。

私の周りには「すねこすり」という妖怪が現れます。そしてよく転ばされます。
本当は、足が絡まったり膝が上がらなくなっただけなのですが、他人に見られるとなんとも恥ずかしいです。
でも「すねこすりの仕業だ」と思うと、きょろきょろ出来たり、楽しくなったりします。(阿呆な姿ですがね)
「気をつけなさい」という忠告なのですが、しばらく愉快なお友達として付き合う事になりそうです。
妖怪と上手に付き合うには、好物を与えると良いようです。
だから私は、稽古場に現れる「不機嫌妖怪」には台詞を。「背伸び妖怪」には自分を見つめる時間を。
「お疲れ妖怪」には50分に1度休憩を…。そうすると、勇ましくて愛らしい役者という素敵な妖怪に進化します。

妖怪は人間がつくった想像上のものですが、人を思う気持ちが妖怪になると言われています。
役者も同じ。人を思う気持ちが強い人ほど、魅力的な役者になります。
「人思う故に我あり」と心に刻み舞台に立つ19人の役者妖怪の姿も、どうぞ楽しんでご覧ください。

作・演出 清水みき枝

 

“スリークウォーター”つまり「4分の3」に欠けている「4分の1」が、今日、お客様によって満たされて、
初めてひとつの形を成します。 今年は創立十周年記念。この時を皆様と共有出来ることを嬉しく思います。

十年という月日の中で、劇団を通して多くの人達と出会い成長し、互いに高め合うことが出来ました。
そして、劇場に足を運んでくださったお客様のおかげで、この第14回本公演まで辿り着けました。
これもひとえに、劇団員や出演者を支え応援してくれる職場・家族の皆様、 また、劇団を愛してくれるお客様のおかげです。心より感謝致します。

今作品は創立十周年企画に相応しい舞台を妖怪達が彩ってくれます。
歴史を引き継ぎ追い付こうと劇団員が更なる高みを目指し、新たな歴史を創っていく。
そんな熱い稽古の中から生まれた作品です。
十年走り続けた劇団の記念作品になるよう完成させました。その成果を楽しんでいただければ幸いです。

スリークウォーターは今までと変わらず、お客様と「1」になることを目標に走り続けます。
本日はご来場頂きまして誠にありがとうございます。ごゆっくりご覧くださいませ。

スリークウォーター代表 藩地真世


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