■劇場　 スタジオあくとれ
東京都中野区中野2-11-2　サン中野マンションB1
JR/東京メトロ東西線「中野駅」徒歩3分

◆　挨拶文　◆　※当日パンフレットより

ご来場いただきまして誠にありがとうございます。
今回は、ワークショップ参加者と研修生が一丸となり、一つ一つの作品を稽古しながらお互いに高めあってきました。
短い稽古期間の中で頑張っているみんなの姿を見て、スタッフもいい舞台を作る為に全力で支えてきました。
1日限りのステージですが、一つ一つのセリフに込められた感情をお客様に、精一杯届けたいと思います。

劇団名の”スリークウォーター”つまり「４分の３」は、残りの「４分の１」を今日お集まりいただいお客様からの力をいただき、 初めて「１」になることができる…そんな願いが込められています。
お客様と一つの舞台を作ることができれば幸いです。
どうぞ、一緒にこの時間をお楽しみくださいませ。

スリークウォーター代表　藩地真世

本日はご来場、誠にありがとうございます。
今年の3月、第13期のワークショップの終了公演を開催したばかりですが、
今回は新しい試みで、短期集中型ワークショップの募集を、翌月から開始。
5月と6月の毎週日曜日を使って、ワークショップを開催してきました。

そこで出会った、5名の新しい仲間と「EXTRAなステージをつくりたい！」そんな思いから、7月の休日だけで作った3つの作品を披露させていただきます。

１作品目の「婚活パーティー」の作者は、前回から参加している、全身麻痺をもつ車椅子の脚本家、立石芳樹。
現在は劇団の研修生として活動しております。今回は、劇団員の稽古を見ながら書き進めてくれた脚本であり、1人1人のキャラクターが立った面白い作品に仕上がりました。

２作品目『ｃｏｒｎ☆ｅｒ』は2006年に、３作品目『KRZ1900A・Tom』は2007年に、現在の『クロジ』（当時「乙女企画クロジ☆」）という劇団で私が演出をさせていただいた作品であり、2011年の3月にThreeQuarterが開催した初めてのワークショップで上演した作品でもあります。

2011年3月は、あの東日本大震災があった月です。
稽古場もなく、劇場もなく、連日の報道から心が折れそうになったあの時・・・。
この2つの作品があったから、そして稽古をしたいというワークショップの参加者や劇団員がいたから、
いろいろな方の支えもあり、あの時、公演を打つことができました。
そんな勇気をくれた作品です。

新しい試みをする時、いつもこの作品に帰ります。
なんだかドキドキするのです。

そして、ここ中野。
私が演劇を志した学生時代、住んできた町に、縁あって戻ってこれた事も、なんだかドキドキの一つです。

新しく参加する5名と、研修生3名、そしてそれを支える劇団員と、お手伝いしてくれている多くの研修生…。
この仲間たちと、ここで、公演が打てること、すべての縁に感謝いたします。
たくさんの勇気と愛をありがとう。

素敵なオムニバス3本が揃いました。 「出会い、そして○○」

皆さんは、何を入れますか？
どうぞ、最後までお楽しみください。

演出　清水みき枝